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2026/05/08

九度山に響く鬨の声、そして鎮魂の花火へ

みなさま、こんにちは。
いつも紀州真田会を温かく応援していただき、誠にありがとうございます。

 

今年の「紀州九度山真田まつり」も、多くの方々に支えられながら、無事に二日間を終えることができました。

 

初日は強風に見舞われ、空を見上げながら案じる時間もありましたが、大きな事故もなく終えることができましたこと、心より感謝申し上げます。


そして二日目は、まるで真田の地を祝福するかのような晴天。

 

九度山の町は、多くの笑顔と熱気に包まれました。

 

真田まつりは、戦国という激動の時代を駆け抜けた真田昌幸公・幸村公父子を偲び、長く受け継がれてきた歴史ある祭りです。

 

戦前には、幸村公の命日である5月7日に行われていたとも伝わり、戦争による中断を経て、昭和28年に復興。


現在では、九度山を代表する一大行事として、多くの人々に親しまれています。

また、大正11年の新聞記事には武者行列の記録が残され、昭和11年には九度山小学校の全校児童による武者行列が行われていたことも伝えられています。

 

時代を越え、人から人へ。


この祭りは単なる催しではなく、九度山に刻まれた記憶と誇りを繋ぐ営みなのだと、あらためて感じています。

 

 

そして今年、紀州真田会として新たな一歩を踏み出しました。

 

これまで「紀州戦国屋甲冑隊」として活動してまいりましたが、本年よりあらためて「紀州真田会」として武者行列へ出陣いたしました。

 

真田の赤備えをまとい、九度山の道を進むその姿には、ただ“演じる”だけではない、それぞれの想いが込められていました。

 

真田を愛し、歴史を語り継ぎ、この地を未来へ残したい。


そんな志を胸に集まった仲間たちです。

 

沿道からたくさんのお声がけをいただき、子どもたちの笑顔にも出会えたことは、私たちにとって何より嬉しい時間となりました。

 

 

そして昨日、5月8日は真田幸村公の命日でした。

 

5月5日には、九度山・真田庵にて真田三代の法要が執り行われ、安居神社では「幸村まつり」として慰霊祭も行われました。

幸村公ゆかりの地では、今なお多くの人々によって祈りが捧げられています。

 

けれど――

昌幸公は、そうはいきません。

 

九度山で生涯を閉じながら、その名を静かに背負い続けてきた昌幸公。
放っておいても語り継がれる幸村公とは違い、昌幸公への想いは、誰かが声を上げ、灯を守り続けなければ薄れてしまうかもしれません。

 

だからこそ、私たちは九度山で「鎮魂の花火」を打ち上げます。

静かな山里の夜空に咲く六十六発の花火。


真田家の家紋「六文銭」にちなみ、一発一発に祈りと敬意を込めて。

その光が、戦国を生き抜いた父子の魂へ届くことを願いながら――。

 

歴史は、残るものではなく、残そうとする人の想いによって繋がっていくもの。

 

これからも紀州真田会は、九度山の地から、その灯を未来へ繋いでまいります。

 

どうぞ今後とも、温かく見守っていただけましたら幸いです。

 

紀州真田会

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