五月の陽光がまぶしい連休の二日間。
2025年5月4日・5日、「道の駅 柿の郷くどやま 芝生広場」にて、令和7年度『紀州九度山 真田まつり』が開催されました。
こどもの日の5日には、九度山の風物詩とも言える武者行列が練り歩き、真田幸村と父・昌幸、そして子息・大助らが再びこの地に降り立ちました。色鮮やかな甲冑に身を包んだ一行が、観光客の歓声に包まれながらゆっくりと進む様子は、まるで時代絵巻の一場面。
その背後には、幸村もきっと幾度となく見つめたであろう高野山と紀の川が、まばゆい新緑に照らされて輝いていました。
時を超えて蘇る、真田の魂
ステージでは、「紀州九度山真田武将隊」による勇壮な演武や、歌劇ショー『盟友~真田幸村と後藤又兵衛~』が上演され、会場はまさに戦国ロマンに包まれた空間に。
真田の血潮が再び躍動するような「真田出陣太鼓」の音が芝生広場に鳴り響くと、武者たちは一斉に陣を立ち、行列の出発を告げました。
紀州戦国屋、今年も出陣!
そして今年も、我らが紀州真田会メンバーが「紀州戦国屋甲冑隊」として出陣。
今回の出陣武将は――
真田昌幸、幸村、大助、大八、堀田作兵衛、横谷左近、横谷重氏、後藤又兵衛、長宗我部盛親、明石全登の総勢十名。
芝生広場から紀伊丹生川にかかる橋を渡り、通称「真田のみち」を颯爽と進軍。
終着点は、真田ゆかりの地・善名称院――通称「真田庵」。その静かな境内へと、堂々と練り歩きました。
「幸村になろう!」――参加型の楽しさも
また、紀州戦国屋のブースでは恒例の「幸村になろう!」体験コーナーを無料で実施。
来場者の皆さまが戦国武将に変身し、メンバーとの記念撮影も楽しんでいただける人気企画です。今年も多くの笑顔があふれ、まつりに華を添えました。
地域の歴史と文化を、遊び心と共に継承する――
紀州九度山真田まつりは、今年も多くの方のご協力のもと、大盛況のうちに幕を閉じました。
参加者の皆さま、そして関係者の皆さま、本当にお疲れ様でした。
また来年、この地にて、再び“真田の風”を感じましょう。